大好きなバスケにバンド、愛車のモンキー、そして
愛する家族と友達を残して、18歳で旅立った敏行。
精いっぱい生きた証を、母が綴った愛の記録。
■帯文より
「敏行、今かなり厳しい状態です。お願いです。
メールして励ましてやってください」 母からの切実なメールに、友人たちの返信は止まらなかった
「トシ、ガンバ (^^)/ 負けんなよ!」
「とっすぃー、みんながついてるよ!」
「元気になって、また騒ごうぜ! 待ってる」
「とっしぃは乗り越えられる! 祈ってるっけ!」
「としは、ひとりじゃないよ! ウチらがいるよ」
■本文より抜粋
左手を口の中に入れて止血をし、右手で携帯を握り締めて助けを求めていた。 携帯に血がついている…敏行から携帯を取り上げ、涙を必死にこらえながら、 携帯の血を夢中になって必死に拭いていた。所々乾いてすでに固まっていた。 なぜ昨日家に帰ったのか、無理にでも泊まればよかった、と自分を責めた。 自分に腹が立った。
四六判並製・本文224ページ/
定価1260円(本体1200円+税)
JPS出版局発行・太陽出版発売
ISBN978-4-88469-565-1
発売日:3月3日
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